作るのがもう嫌になっちゃったの

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※ヒナタヤ店主のほかに、グランマゆみこ(大谷ゆみこ)が創作した雑穀が主役の100%植物性食スタイル
つぶつぶ料理コーチ」のお仕事をしています。

ヒナタヤに70歳代(女性)のお客様が見えました。
週一度木曜日に入荷する「まめや」さんのお豆腐を買いに見えました。
初めてのお客様です。
その昔、お子さん(50歳台になられるとか=私と同じ年頃ですねー)を育てるころ、
「正しさ」で「美味しいかどうか」は関係のないところで押し付けてしまったことを話されました。
「つぶつぶ」師匠の大谷ゆみこさんはよく、
「正しさ暴力」って言葉を用いられます。
「正しさよりも美味しさを」とも仰います。
そしてその言葉に私もとても共感します。
つぶつぶ」は何の我慢も制限も要らない、
でもすっごく美味しいから、基本的に動物性もお砂糖も、ブイヨンなども必要が無いから使わないし、
食べたいものを食べたいだけ食べていいのが「つぶつぶ」流。

でも現在の「選べる」時代と、今日のお客様がお子さんを育てられた情報閉鎖状態の40年くらい前ってちょっと事情が違うと思う。
東京オリンピックの頃からものすごい勢いで色んなものが入ってきて、今までの食の常識が覆されて、
ご飯がパンに、塩が精製塩に、ありとあらゆる着色料や添加物、醤油もどき、薬品で絞り切った油、味噌じゃない味噌、
そんな中、子どもたちを守るために取った行動は「美味しさよりも正しさ」だったとしても、
これも致し方なかったのではないかと推察されます。
戦わざるを得なかったのではないでしょうか。
豆腐も手作りされていたと仰いました。

食については家族が分断していると。
「良かれと思ってしていたこと」の結果の先は「幸せ」じゃなかったのだろうか。
後悔していらっしゃるのかなって思いました。

だけど、当時、食卓に簡単に上がってしまうような添加物たっぷりの食品を「押し付けていた」わけじゃない。
お母さんの目で選んで食卓に上げていたのが結果「押し付けだった」としても、添加物たっぷりの食品をジャンじゃか食べさせたよりは、その選択は間違っていなかったと思う。
お母さんとしての役割はちゃんと果たされたんじゃないだろうか。
もうそれだけで、とっても充分なことだと思う。
あとは、その50歳代のお子さんがどのような選択をするかは、もう手放していいと思った。
だってもう50歳なんだから。

「作ることがほんとに嫌いになっちゃったの」と仰いました。

たまたま今月28日に別のお客様よりご予約を頂いて「雑穀ビーガンお弁当」をお作りすることをお話したら
「この前〇〇でビーガンってのを食べたからもういいわ」と仰るので、
「たぶん食べたことが無いと思われます」と申し上げたら少し考えて、
ご主人様の分と2食ご注文くださったのでした。
(それこそ「押し付け」だったかしら!(笑))

はじめて召し上がる「雑穀ビーガンお弁当」
どうかいい思いを持っていただけますように。
おいしいって思っていただけますように。
幸せな気持ちで満たされますように。
子育てで、楽しかったことや美味しかったことも少し思い出せますように。
子どもさんや家族を思い、生き生きと台所に立たれていたことも思い出せますように。

精いっぱい私の仕事をしたいと思います。

ゆみこさんの新刊「7つの食汚染」差し上げようかしら。
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<例えばこちらは1000円のお弁当>1000円のお弁当

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