「いわきノート」上映会終了しました

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10931239_784601861622608_2639991337874078692_n1月17日(土)は「いわきノート」上映会でした。
予定は、ヒナタヤ会場でしたが告知開始とともに申し込まれる方が多く、場所をヒナタヤに変更したのでした。当日キャンセルがありましたが、22名の方のご参加がありました。

「いわきノート」http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/iwakinote/福島の声を世界へ届けるために。
11人の大学生が丹念に取材を重ねたドキュメント。
UPLINK/筑波大学創造的復興プロジェクト2014年/86分

終了後シェア会を行いました。「全く関心がありませんでした」という方から、チェルノブイリの活動を25年、という方まで、12名の方にご参加いただきました。

以下、映画内容を書いてしまわないように気を付けます。

「放射能や原発事故に関心がない方にとって」・・・不親切な映画かもしれません。途中、ヨウ素剤が出てくるシーンがありますが、何を意味するのか。政府報道と政府が取った対策、それに対するネットで流れる情報、そして〈福島などで〉市民が立ち上げた子どもたちを守るための活動と政府側が示すものとのギャップ、チェルノブイリで起きたことなどの〈予備知識〉が無い方にはどのように映るか。「未来は自分たちで作るもの」「前向きに生きる人々」の映画として力を貰うかもしれない。

「放射能や原発事故に関心がある方にとって」・・・なんとなくもやもやする映画ではないか。

大学生が取材を重ねた映画です。「生きる」ということは喜びと同じくある意味リスクを背負うことであり、「人はなぜ生きるのか、何のために生きるのか」という普遍的なテーマに迫ったのかもしれません。大学生が取材を重ねていく中で、もしかしたら自分たちの中にいろんな変化や矛盾を抱えたのかもしれません。

シェア会に参加された方も仰っていましたが、世代間によって放射能の感受性や受けとめ方が全く違って、とるべき対策も違って、どこにフォーカスをあてたらいいか難しく複雑で、分断・断絶を生みがちと聞きます。

生まれた土地を離れないことを選択した人々の映画です。

そこまでに至る経緯や思いはどんなものであったか。この3年がどんなに重いものであったかと思います。登場人物は「言い切りながらも」複雑なものがあるかもしれません。私は、ここ伊那にいながら、原発事故をきっかけに友人との断絶がありました。怒りと恐怖に満ちた世界でした。

ある母親へのインタビュー。「放射能を気にして遊ばせないでストレスがたまるよりも気にしないで遊んだ方が良い」と仰っていました。
こういった内容には賛否あるかと思います。
3.11以来、変わってしまった世界は何も変わっていないけれど、怒りと恐怖に満ちた世界を作るのも自分。子どもには「指導者がひどい、金と権力のために動くのが大人、遊んじゃダメ、食べちゃダメ」と言って育てるより、〈どんな世界であろうと〉この世界は信頼に足る世界だと言って育てたい。

指導者を引き落とすこともできないし、金と権力のために動く人を変えることもできない。黙っているということではなく、その中で自分ができることをする。

自分の意識を変える。「私なんて」「どうせ」「だめだと思うけど」などの自己否定の枕言葉・自分を攻撃する言葉をやめる。自分を攻撃する人は、他人にも厳しいのです。そんなささやかなことを心がけたいと思います。

この上映会ツアーの収益金は〈福島から親子さんをお呼びしてリフレッシュしていただく〉「伊那谷親子リフレッシュプロジェクト」にカンパされます。今年も夏休みに開催する予定です。

上映会ツアー実行委員の小幡さんが、
「人々の話を丹念に良くインタビューできた映画だと思う。映画はどの映画も撮る人の趣旨があって撮られる。正解不正解が無いのが放射能問題。映画を観て、いろんな意見があることを聞いて感じて、考えることが大事。これからもこういった上映会を行って、考える機会を作っていきたい。」と仰いました。

本当にその通りだなと思います。人が感じることはどうにもできず、違いがあることを知り違いがあることを理解する。そして自分は今の段階ではどう思っているのか考える。どうしたらいいのか考える。それに正解も不正解もない。

そして、「全く関心がありませんでした」という方も自然にそこにいていただける、そんな場を作れたのではないかと思っています。

さて、この上映会ツアー最終日は、
2月14日(土)飯島町文化館です。
映画を撮った筑波大学生のトークショーもあります。
この映画を撮るにいたった経緯、趣旨、撮っている間に何を思ったか、これらのインタビュー映像を選んだ理由、影の部分は無かったのか、そして今何を思っているか、

そんなことを聞いてみたいと思います。私は参加できないので、ぜひ是非皆さま、飯島町文化館までお出かけ下さい!

https://sites.google.com/site/iwakinote0214/home

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