じゃがいもスピンドルで羊毛の糸紡ぎ 

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高遠町山室にお住いの石井ゆかりさん(かりーにゃさん)による「じゃがいもスピンドルで羊毛の糸紡ぎ」ワークショップがありました。ゆかりさんは、「元気が出るっ茶」や「まこも茶」「黒炒りもみ付き玄米」「梅の黒焼き」などの生産者でもあります。http://farm88.jp/carinatop.html

この日は「なんでじゃがいもなのか」「じゃがいもスピンドルって何なのか」が明らかにされる日となりました(「なぜじゃがいもか」理由は参加者の方には内緒でした)。FBにさらっと載せたら「何のことかさっぱりわからない」という反響をいただきましてありがとうございました。・・・これは実際にやってみないと掴めないことかもしれません。でも、糸紡ぎをしたことがある方ならたぶんお分かりになるかと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA写真は「じゃがいもスピンドル」を使って、原毛を紡いだ様子です。毛糸は2本どりですから、同じものを2本併せて「今度は逆回転」させたものが「毛糸」となります。紐2本をヨルと毛糸になり、毛糸を逆にヨルと元の一本ずつの糸になる・・。

①小さ目のじゃがいもに割り箸を突き刺します。じゃがいもの替わりにみかんでも良いでしょう。(この後のじゃがいもは食べられます)

②割り箸の上の方に小さく切り込みを入れます。この切り込みに引っかけながら紡いでいきます。紡がれた糸は、割り箸に巻き付けて行きます。

③下の写真は、木のスピンドル(なんとか式というのですが忘れました・・・)一般的なスピンドルですね。で、紡いでいる様子です。つまり、じゃがいもにこの木の役割をさせるということです。(写真は、紡いだ糸が分かるようにスピンドルに巻きつけていない状態です)OLYMPUS DIGITAL CAMERA

右利きの方なら右手に「じゃがいもスピンドル」を持ち、左手に「原毛」を持ちます。原毛から少し、―そうですね7㎝くらいでしょうか―少しほぐして引き出します。それを割り箸の切り込みに引っかけて、「じゃがいもスピンドル」を右回転させます。「糸」を「紡ぐ」とは「よる」ということです。(「ヨリを戻す」の「よる」です)よっただけが「糸」になるのです。なので、また原毛からある程度引き出しながらヨリをかけていきます。

この時に、「木のスピンドル」はそれ専門ですから、「右回転させたものが左に戻ってしまう」ようなことはないのですが、じゃがいもはその重さで、左回転を描きながら戻ってしまうのです。(お~、これで「よりが戻る」というのですね)じゃがいもが逆回転すれば「よった」糸も逆回転してしまい、「より」が戻ってしまいます。つまり、なかなか、ちっとも「紡げない」ということになります。そんなことに注意しつつ、糸を「よろう」と頑張るのです。

それで、「手紡ぎって私にはできない!難しい!もういい!」とか「やってみたけど難しかった」ってことになりかねません。そこで、(あらかじめじゃがいもスピンドルで感覚をつかんだら)「木のスピンドル」に持ち変えるのです。そうすると「あーら不思議」こんなに簡単なことだったんだ!って思うほど紡げちゃうのです!この段階を一つ経ることで、上達度が違うんだそうです。この感覚を味わうための一段階「じゃがいもスピンドルで糸紡ぎ」だったのです。

そして、木のスピンドルがなくても身近なジャガイモやミカンで、原毛さえあれば紡げてしまうのです。

これを「木のスピンドル」で最初からやっていたら、この「できた感」は得られなかったと思うし「こんなものか」で終わったかもしれません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAちょっと見えにくいですが、足を使って紡ぐスピンドルもあるそうです。皆さん一通りいろんなスピンドルで体験できたようです。

今回のワークショップには手作り手仕事好きな女子+男性1名の10名の方が参加してくださいました。

ゆかりさん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

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ワークショップの後は、「雑穀ごはんのおにぎりと漬物とスープ」で希望される方にランチをお出ししました。(500円)

皆さんとゆったりおしゃべりしながら楽しいひと時でした。

 

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