月曜日は「子どもたちを放射能から守る伊那谷ネットワーク」主催で、市長と市民の懇談の場「市長と語りたいな」が催されました。
テーマは「給食について」①給食の放射能測定②給食の地産地消の推進③給食の自校方式について
というわけで、
「地産地消給食メニュー」として作らせていただきました。給食にしては「メインディッシュ」ぽいものが多くなったと思いますが、試食を兼ねて、ということで。(生産者敬称略)
・たかきびローフ(野のもの・春庭農園・七草農場)
・ゴーヤチャンプルー(長野県産もちきび・まめや・市内産ゴーヤ)
・にんじんフィッシュフライ(草間舎)
・ひえナゲット(2010年度産岩手)→お魚の食感。伊那でも、ひえの生産を是非!
・つぶつぶタラモサラダ(野のもの・草間舎)
・まめや豆腐の味噌漬け
・きゅうりの糠漬け
・人参のくず煮(春庭農園・草間舎)
・味噌汁と有機無農薬青島の小川さんのごはん
酒のつまみメニュー編
・まぐろのづけ風(下伊那産赤ピーマンの塩麹漬け+バルサミコ酢)
・きゅうりのカシューナッツ炒め納豆醤(納豆は国内産・酒粕は井の頭酒造)レシピはなかじさん
・トマトと豆腐の肉味噌のっけ(こちらもレシピは、なかじさん。寺田本家のつぶつぶの酒粕を使います)
使用した油は、平出菜種油。北海道、青森、長野産の菜種を使用しています。8月に飯田の市民測定室で測定していただきました。不検出です。
「雑穀料理」は私のライフワークであり、特に去年の「子どもたちを・・・」の活動は、それあっての私でした。というわけで、力はいりました。この日はヒナタヤがお休みだったので、集中して心を込めて作りました。とても充実していました。(雑穀メニューは大谷ゆみこさんのセミナーで習ったものが殆どです)
6時半ころから始まり、もちろん伊那市の地酒(ひやおろしの季節です!)で乾杯!参加者は9名、給食や伊那市について熱く、温かい話で盛り上がりました。
特に考えさせられたのは市長の「自校給食ありきで話をするのではなく・・・」というところ。確かに私たちは「自校給食当然でしょ」というところから話は始まり、そこから抜け出ない。原発もリニアも、「反対派」として擁立する選挙も、一歩外へ出てみたら「反対派」というくくりの中でなんだかんだ言ってる人、ということになっているのだろう。だから反発される。壁のないフラットな視点で議論できる人、ということなんだろうなぁ。求められるのは。しかし、
「美味しいにおいがする、とか、作っている人が見える、とかそういう感情論ではなく」というのも、「うーん、それが感情論かなぁ」とも思った。作っている人がいないのに、給食が目の前にくるのと、作っている人がいて、子どもたちが感じられることはうんと違うと思うけれど。
でも「感情論がいやだ」というのも「感情」。「きっとそうなんだろうな」と、「なんとなくよくわかる」というのも「感情」。
「地産地消」とか、感情論では自校給食を語るには物足りない。もっと20年・30年先を見据えたうえで、自校給食かどうかを語る。と、市長。
稲作よりももっと前から作られていた雑穀をもっと伊那市でも進めること(7000年もの間、種を繋いできたのはすごい生命力と思います。20年・30年なんてものじゃない)、「在来種の種取り(伊那の在来種を確立)」を提案したけれどどうでしょうか。伊那市としてすごい特になること、メリットだと思います。といったことを、感情論にするかしないかは、それぞれの中にあると思います。