去る6月11日、楽天堂豆料理クラブの高島千晶さんをお招きして、日影の公民館ひだまりでヒナタヤ主宰で豆ランチパーティーを開きました。
ヒナタヤのスタッフである私も、一個人として興味を持って参加しました。
当日集まった方メンバーは13人。始めに千晶さんの自己紹介があり、それに続いて一人ひとり順番に自己紹介が始まりました。
ほんの始まり、ほんの少しの自己紹介のつもりが、集まった皆さんそれぞれに
個性といろいろな思いや考えがあり、とても深い自己紹介が続きました。
それは、それぞれに、自分自身のことの発信だったり、教えをもらいたいようだったり、つぶやきだったり、嘆きだったり、ためてきた思いだったり、驚きだったり、共感だったり・・・一人一人が自分を開いて、話したいことを話すことができた、そんな自己紹介でした。本当に十人十色でした。そして自己紹介の途中でも千晶さんは、その時伝えておかなければならないことをさらりと挟んで話してくださいました。
そんな自己紹介の時間になったことが、今改めて不思議に思えてきました。はじめから、何のおかげか、開かれた「広場」にいるような自然な交流となっていたのです。
自然に、流れるように、広場になっていたのです。
そして振り返ってみると、やっぱり、この「広場」が、今回の豆ランチパーティーの大切なことだったのです。
でも、広場ってなんだろう。
ミヒャエルエンデの「モモ」のシーン。
子どもたちが広場に集まってただしゃべっている。
大人の世界からしたら生産性もなく無駄に思える時間だけれども、そこには大切なものがたくさんある。
豆料理クラブのメーリングリストでそんな「モモ」の「広場」についてよく書いていた千晶さん。
楽天堂という仕事、メーリングリストや豆ランチパーティー・・・そのほかにもいろんな所、いろんな事で広場を作ってきた、広場にいた、そして千晶さん自身が広場になってきたのだと思います。
そんな「広場」である千晶さんの存在と参加者一人一人がもっている広場の存在が、とっても素直に開かれてた。今回の豆ランチパーティーはそういうことだったんじゃないだろうかと思います。
そんなことを思っているうちに、いろいろなお話の中で千晶さんが、「仕事に社会性が含まれていることの大切さ」をおっしゃっていたことを思い出しました。
この「社会性」と、「広場」というキーワードが今回の豆ランチパーティーにフルに出ていたように思います。
一人一人、私たちは社会性と広場を備え持っている。
そしてそれができる場を求めている。そうなることを求めている。そんなように思える集りでした。
何か結論が出たわけでもなく、何か生産したわけでもない。
けれどもなぜか、とても良い時間を過ごした。
そしてみんながそれぞれに持ち寄ったおいしいご飯をたくさんいただいた。
ご飯を食べながら話がはずんだ。
そして笑顔でさよならをした。
分かりやすい変化ではないかもしれない、でも広場にいられた、自分が広場になれた。
目には見えないけれど大切な時間を過ごすことができた。
そんな事実が、ゆっくりと、でも大きな根っことなって私たちや未来を育てていくのだろう。
そんな風に豆ランチパーティーについて振り返ってみた次第です。
でもこんな漠然とした私の感想だけだと伝えきれませんが、アトピーにに対する考え方だったり体験談だったり、野口整体のことだったり、仕事を始めるうえで大切にすることだったり、と具体的なアドバイスを千晶さんはたくさんしてくださいました。
千晶さん、そして参加してくださった皆さん、本当に良い時間をありがとうございました。
またヒナタヤにも遊びに来てくださいね!!是非に!
因みに火曜は雑穀スイーツ!土曜の昼間はヒナタヤのランチ(チョーヘルシーなのに結構おなか一杯になるよ!いい具材、調味料、惜しみなく使って、愛情こめて作ってますよー!)
遊びに来てね~
スタッフ aya